栗好きには見逃せない 極上のアイス最中
栗きんとん発祥の地 岐阜県中津川市
全国でも有数の栗産地として知られる岐阜県中津川市。江戸時代には栗料理や栗菓子で街道を行き交う旅人をもてなし、栗を茹でて茶巾で絞ったものが、“栗きんとんのはじまり”とも言われています。そんな中津川のおいしい栗をアイスと最中で挟んだのが、発売からわずか3ヶ月で4万個を売り上げた「和栗最中アイス」です。
還暦を過ぎて 和菓子職人の道へ
このお菓子を生み出したのは65歳にして和菓子職人の道を歩み始めた市之瀬春治さん。もともと16歳の頃から名古屋の和菓子店で修行をしていたそうですが、家庭の事情で職人の道を断念。しかし、和菓子への思いが断ちきれず、趣味で和菓子作りを40年以上続けていました。定年を迎えた後、アイスクリームやジェラートの製造販売会社を営む息子さんから声をかけられ、新商品の開発に乗り出します。
2年かけて完成した 秘伝の和栗餡
目指したのは和栗のおいしさを最大限に引き出した“和栗餡”を使ったアイス最中。自社栽培の栗で作った甘露煮、粗栗、栗子を用いながら試行錯誤を繰り返しますが、イメージ通りの味にならない…。そこで思いついたのが、趣味で和菓子を作っていた時に使っていた“甘露煮の煮汁”でした。こうして開発からおよそ2年の歳月をかけて、秘伝のレシピが完成。冷凍しても栗の風味が損なわれない、「和栗最中アイス」が誕生したのです。
小さな銅鍋へのこだわり
長年、趣味で和菓子作りをしていた経験から、「使い慣れた小さな鍋の方が目が行き届くし、味が安定する」と、和栗餡づくりには直径39センチほどの小さな銅鍋を使用。一度に炊ける餡の量は最中100個分ほど。効率はよくないけれど、じっくり丁寧に炊き上げられただけあって、高級和菓子のような上品な味わいに仕上がります。
食べる前のひと手間で さらに美味しく
「アイスではなく、栗そのものを食べているよう」とも言われる、市之瀬さんのアイス最中。食べる前にオーブントースターで20~30秒ほど焼くと、最中がパリッと香ばしく、栗のほくほくした芳香が漂い、和栗餡のおいしさを一層実感できます。
【和栗最中アイス】 中津川特産の栗をふんだんに使用。「特製栗あん」は甘露煮・粗栗・栗粉、それぞれの風味と食感を活かし、栗本来の味を楽しめます。オーブントースターで20~30秒ほど温めると最中がパリパリの食感に。アイスがとろけて栗の風味が口いっぱいに広がります。 【小倉&マーガリン最中アイス】 愛知県のソウルフード「小倉トースト」をイメージしたアイス。北海道産の小豆を職人の手で丁寧に炊いた小倉あんに、マーガリンを練りこんだアイスを合わせました。 【ほうじ&つぶほうじ最中アイス】 愛知県豊田市にある老舗「高香園」のほうじ茶を使用しています。お茶の風味を残したまま、じっくり丁寧に焙煎されたほうじ茶を使用したアイスに希少な「つぶほうじ」ブレンド。香り豊かなほうじ茶アイスにさらなる香ばしさをプラスしています。 【伊勢茶&こつぶ茶葉最中アイス】 三重県産の緑茶「伊勢茶」を使用したアイスで、濃厚な味わいが楽しめます。「こつぶ茶葉」のアクセントで、お茶本来のうまみと、鼻をぬける爽やかな香りを存分に引き出しています。 【章姫&紅ほっぺ最中アイス】 岐阜県産のいちご「章姫」と「紅ほっぺ」をふんだんに使用。いちごアイスといちごあん、それぞれの食感・風味が異なり。瑞々しいいちごのおいしさを堪能できます。最中の香ばしさにいちごの甘い香りが広がる贅沢な一品です。
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