“海女さんのおやつ”が進化した おしゃれな干し芋スイーツ
伝統の干し芋をもっとかわいく、美しく
三重県の伊勢志摩地方で、昔から“海女さんのおやつ”として食べられてきた、“きんこ芋”という名の干し芋。琥珀のような深い色合いに、ぽってり肉厚なシルエット。口に含めば、和菓子を食べているかのようなやわらかさとねっとり濃厚な味わいが…。そんなきんこ芋を「もっとかわいく、美しくしてあげたい」というパティシエの思いから誕生したのが、イモンネの「干し芋スイーツ」です。
うまみと甘味を引き出す煮切り干し製法
パティシエ・橘麻衣さんの実家は昭和49年からきんこ芋の製造販売をしている上田商店。カロチンの量が多く、甘味が強い隼人芋を、じっくりと時間をかけて煮上げた後、半日以上かけて蒸らし、芋のうまみと甘味を最大限に引き出します。その後、せいろに並べて天日干し。気温と風向きをこまめに確認しながら、ゆっくりと芋の水分を抜いていく。この伝統的な“煮切り干し製法“による丁寧な作業が濃厚なうまみと甘味が詰まった、唯一無二の味を生み出すのです。
父の背中を見て挑んだスイーツづくり
橘さんのお父様がきんこ芋を商品化するまでには、実に6年もの歳月がかかったそう。幾度となく失敗を繰り返しながら、試行錯誤を重ねられてきたお父様。その原動力は「志摩の家庭で作られてきた、昔ながらの素朴な味を全国の人に知ってほしい」という思いがあったから。そんなお父様の背中を見て育った橘さんはきんこ芋が持つポテンシャルに注目。パティシエの経験を生かし、2010年からきんこ芋を使ったスイーツづくりに挑みました。
濃厚な芋蜜ソースを贅沢に使用
看板商品である「芋蜜のムースプリン」は、干し芋のおいしさを存分に生かした逸品。卵を使っていないため、ふわっと柔らかな食感で、お芋のやさしい甘みが後を引きます。そこにかかっているのが、芋蜜キャラメルソース。芋蜜とはサツマイモを10時間以上煮詰めて作るシロップで、100個のお芋からわずか250mlしかとれない希少なもの。トッピングに使われているのは、上田商店自慢の干し芋。プリンの中にも干し芋がごろごろ入った、ぜいたくな“干し芋スイーツ”です。
地元愛と家族へのリスペクト
上田商店の姉妹店として、橘さんがオーナパティシエを務める「イモンネ」。この言葉は“芋農家の娘として育った芋姉(いもねぇ)”を指す、伊勢志摩地方の方言だそう。そんなネーミングからも地元愛と家族へのリスペクトを感じます。干し芋好きな人はもちろん、優しい甘味に癒やされたい方にはおすすめのスイーツです。
【プレーン】 さつま芋を10時間以上煮込み、100個の芋からわずか250mlしかとれないさつまいものシロップ「芋蜜」で作ったキャラメルソースは他では味わえない逸品。卵は使わず、従来のプリンにはないふわっとした口当たりで、口の中でとろける極上のなめらかさ。中から干し芋がゴロゴロ出てきます。芋蜜のキャラメールソースと一緒に、最後までお芋の風味を味わえます。
【伊勢茶】 豊かな風味が特徴の三重県産「伊勢抹茶」に、伝統の「芋蜜」をあわせた新しいおいしさのムースプリン。 伊勢茶のほろ苦さと芋蜜の濃厚な甘みでバランスよく仕上げました。 芋蜜キャラメルソースと、まろやかな伊勢茶は相性抜群。中から干し芋がゴロゴロ出てくるぜいたくな干し芋スイーツです。
商品情報
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