偶然から生まれた、半割竹の物語
柿羊羹に竹の容器が使われるようになったのは、明治二十九年(1896年)のこと。五代目祐斎が、竹の研究家・坪井伊助翁から「竹と柿は相性が良い」と聞いたことをきっかけに考案しました。当初は竹筒に羊羹を流し込んでいましたが、中身がなかなか取り出せないのが難点。ある時、箸でつついても取り出せなかったお客様が「出て来ぬ羊羹が何になる!」と石に投げつけると、竹筒が真っ二つに。この出来事をヒントに、現在まで受け継がれる半割竹の容器が生まれたといわれています。
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御菓子つちや
柿を使った和菓子が愛される老舗の名店
岐阜県大垣市にある「御菓子つちや」は宝暦五年(1755年)創業。銘菓「柿羊羹」は1838年に四代目右助が岐阜県名産の干し柿「堂上蜂屋柿」の濃厚な甘みに注目し、作りはじめました。自家農園での柿をはじめ、果実や木の実の素材を活かし「自然味」を大切にしたお菓子作りを大切に、伝統の和菓子にとどまらず、新しいお菓子を作り続けています。
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